ツキノワグマの基本情報

ツキノワグマは名前の通り胸部に三日月形の白い模様があるクマです。別名アジアクロクマ、ヒマラヤグマとも呼ばれていて、日本、中国、インド、アフガニスタン、ロシア東部など広く分布しています。体長は約120cm~180cmにもなり、体重はオスで80kg、メスで50kg程度です。オスの場合は大きい個体で120kgまで成長するものもいますが、個体さは大きく、日本では過去に220kgの個体も捕獲されました。

基本的に全身の毛は黒く覆われているものの、中には赤褐色の個体もいます。雑食性で何でも食べるクマですが、実は植物が主食。例えば冬眠から目覚めた早春には新芽や若葉、前年の秋に落ちたどんぐりなどの木の実を食べています。ただし、牛や羊のように食物繊維を消化する特殊な消化器官がないため、硬く繊維質の植物は食べません。

Advertisement