動物はいつも「人間が使う道具になんて興味ないよ」という顔をして暮らしています。スマホもパソコンもカメラも…「なくても生きていけるし〜」と言わんばかりですよね。しかし、中にはカメラやスマホを使って完璧なセルフィーを撮る動物もいます。彼らのセルフィーは角度も照明も完璧で、フワフワの毛並みやクリクリの目を活かした動物らしい素晴らしい姿を写真に収めているんです。
今回紹介するのは、そんな動物たちの自撮り写真。人間顔負けの豊かな表情や、超おしゃれでクールな写真に、きっとあなたは夢中になってしまうはず。可愛いが溢れ出すアニマルワールドへようこそ!
パグのペロペロ顔
下をペロッと出してパシャリ。パグだって時にはカッコつけてセルフィーを撮りたいもの。そしてその1枚は、奇跡と言えるほどバッチリ決まっています。カメラの角度も構図も、眉間にちょっとシワを寄せた感じも完璧。キャップを被ってダブダブの服を着ても違和感なしですね。アハハ、と笑っているそこのあなた。あなたにも舌を出してカッコつけて写真を撮った若かりし頃の思い出があるでしょう?
最高の1枚をSNSにあげては「いいね」の数を数えたりしたでしょう?そんなことはもう忘れた?「思い出したくない」の間違いじゃなくて?ちなみにパグは顔に似合わず(?)穏やかで友好的な性格なんだとか。ペロペロ顔を笑っても怒って噛み付くようなことはしないので安心してください。
セルフィーしよう!セイ、チーズ!
猫と犬は仲が悪いなんて誰が言ったの?そんなの絶対に迷信です。だって、ほら、この素晴らしいセルフィーを見てくださいよ!猫のドリルは近所ではちょっとした有名猫。写真を撮った方たちは、そんな猫のドリルと「ともだち」がセルフィーを撮るのを、まだかまだかと待ち望んでいました。そしてやっとの思いで撮れたのがこの写真!ドリルを中心に可愛い猫と犬の友達もちゃんとカメラに収まって、完璧な写真が撮れました。
ドリルがちょっと歯に噛んでいるみたいに見えるのが可愛い。「こっち向いて〜撮るよ〜」と言ってそう。また、背景が雪一面なのも良いですね。ちなみにドリルとその仲間たちはこの夜みんなでお泊まり会をしたそう。どこで何をしたのかは分かりませんが、とにかく仲間との時間を楽しんで!
チルしながら自撮り
こんなに楽しそうな写真、今まで見たことがありますか?BFF(“Best Friend Forever”大親友の意)とお泊まり会をするとき、こんな写真を撮りますよね。お互いの髪を結って、お気に入りのパジャマを着て、部屋にある可愛いものを近くに寄せて、何枚も何枚もセルフィーを撮ります。この2匹のワンちゃんたちも、長年のBFFなのでしょう。
肩をぴったり寄せ合って最高の笑顔を見せてくれています。左側の子は目をパッチリ開けて、右側の子は思いっきり変顔。このあと2匹はどんな夜を過ごしたのでしょうか?彼氏についても愚痴や惚気を徹夜で言い合ったのかもしれませんね。2匹がこれからも永遠の大親友でいられますように!素敵な写真をありがとう!
ナマケモノだってセルフィーしたい
セルフィーを撮る動物は犬と猫だけ?No,Noナマケモノだって自撮りが大好きなんですよ。一生木の上で暮らしているからセルフィーは撮らないなんて、一体誰が言い出したのでしょう?もうこのナマケモノの笑顔は最高!体をひねっている感じも、ニンマリ笑っている感じも、とにかく全てが完璧。動きが遅いので動画には適していないかもしれませんが、写真なら完璧ですね。
ちなみにナマケモノは、他の動物は口にしない毒のある木の葉を食べており、そのため敵と餌を争う必要がありません。動きが遅いのは、そんな特殊な食生活のためなんだとか。また、ときどき鷲に襲われてしまいますが、体が保護色のため見つかることは滅多にありません。基礎知識が分かったらさっそくペットのナマケモノを探しに行こう!
ラマだって観光するんだよ?
観光地に遊びに行くとき必ずすることは何ですか?美味しいものを食べる?お土産を買う?それも大事だけど、やっぱり記念撮影は欠かせないですよね。素敵な景色に出会ったとき、ついついセルフィーをしてしまうのは人間だけではありません。マチュピチュを訪れたラマだって同じなのです。アンデス山中、標高2,400mの断崖にある都市遺跡「マチュピチュ」。なぜそこに建てられたのか?
何のために建てられたのか?答えは未だに詳らかにされていません。インカ帝国の栄華を彷彿とさせる都市遺跡には、ラマも興味津々みたい。ちゃんと自分だけでなく背景も映るように上手に自撮りしています。ちなみにラマは刺激すると唾を吐いてくるので気をつけて!自撮り中は珍しくても話しかけないようにしてあげましょう。サインを求めるのもダメですよ!
完璧インスタグラマー犬
あれ?私が見てるのはインスタ…?人気のインスタグラマー…?と勘違いしてしまいそう。写真に映るのは莫大なフォロワー数を抱えるインスタグラマーではなく、セルフィーの極意を身に付けたワンちゃんです。ポーズ、光の当たり具合、表情、背景、何もかもが完璧です。おしゃれなのに、やりすぎ感もない。どうやったらこんな良い感じの写真が撮れるのか弟子入りさせてください!
きっとこのワンちゃんには多くのファンがいることでしょう。インスタグラマーを目指す子犬たちから、上手なセルフィーの撮り方を教えて欲しいと毎日のようにせがまれているに違いありません。でも、キャプションが犬語で書かれてたら解読できないですね。ぜひその時は、急いで犬語の分かる通訳さんを呼んできてくださいね!
ライオンの赤ちゃんがiPhoneでカシャ!
好奇心旺盛で遊ぶのが大好きな赤ちゃんライオンは、iPhoneのポートレートモードを使いこなして、素晴らしいセルフィーを撮りました。よちよち歩いたり、じゃれあったり、百獣の王と呼ばれるライオンも赤ちゃんの頃は愛らしさ満点!写真からも広々とした草原で伸び伸び成長しているのが分かります。
もしかしたら彼らはジャングルの記録を撮影してiPhoneの中にアルバムまで作成しているかも?もしライオン赤ちゃんのセルフィーがSNSでシェアされていたら、それはきっと彼らの仕業です。今時の子は赤ちゃんの頃からスマホを使いこなしていますよね。それはサバンナのライオンの赤ちゃんも同じようです。今度はsnapchatで加工まで始めちゃうかも?
パグのほろ酔いセルフィー
写真を見た瞬間、思わず「ぎゃー!」と叫んでしまいました。めちゃくちゃお腹が空いているの?違う、違う、このパグは明らかに酔っ払っているようです。だってこんな顔をして自撮りをするなんて、酔っ払ってなくちゃできませんから。きっとパグたちは今日の出来事を日記に書く代わりにセルフィーを撮って今日の出来事を記録したのでしょう。
「ダチと飲んだぜ!」と。酔っ払った時に撮った写真を翌日見直すことほど恥ずかしいことはありません。頭痛に耐えながら、馬鹿みたいな顔をした昨日の自分の顔を見たら、さらに頭痛がひどくなってしまいますよね。パグたちがこの写真を翌朝見た時にぎゃー!と叫び出さないことを願います。目が飛び出そうだけど、落とさないようにね。
マグショットを撮った犬
よく洋画とかで見ますよね。逮捕された後にパシャリ、と撮られている「マグショット」。そうそう、正面と横向きで犯人が映っているアレです。そんなマグショットを撮った犬がここにもいます。この犬が犯した罪は分かりませんが…興奮して遊びすぎて窓を割ってしまった罪でしょうか?それとも家にいる赤ちゃんをベロンベロンに舐めてしまった罪でしょうか
?表情がどうにも悲しそうなので重い罪を犯してしまった可能性もありますね。
本人は大真面目に落ち込んでいるようですが、私たちは噴き出さずにはいられません。だって犬のマグショットなんて見たことありますか?もし私が彼の飼い主だったら、この愛らしいマグショットに免じて絶対彼を許してしまいます!「もういいよ」なんて言って彼のお気に入りのジャーキーでもあげながら。
おやつが欲しいメガネザル
どうしても今すぐに訴えたいことがあって切羽詰まったセルフィーを撮ったことがありますか?そう、このメガネザルは自撮りをすることで自分の主張を訴えようとしています。「今すぐおやつが食べたい」という主張をね。大きく見開かれた目からはお腹が空いた!という思いがヒシヒシと伝わってくるよう。
ちなみにメガネザルのおやつは昆虫や爬虫類、甲殻類など。コオロギやイナゴ、カワエビなど何でも食べちゃうんですよ。もしあなたがメガネザルの近くにお住まいでしたら、今すぐ餌になるものを持って彼の元へ向かってください。彼は特にコオロギがお気に入りのようです。え?コオロギが捕まえられない?うーん、ちょっと待って。じゃあ何が好きかメガネザルに聞いてきます。
超クールな1枚が撮れたよ!
Wow!超クール!彼はきっと群れの中で一番クールなお猿さんです。写真の角度、口の開き方、光の当て方など何もかもが完璧。きっと何回もセルフィーを撮ってどうしたら自分が一番クールに見えるか研究に研究を重ねたのでしょう。スマホは人間にしか使えないと思ってる?いえいえ、猿もちゃんとスマホを使いこなせるんですよ。
後ろにうっすら仲間の猿が見えますが、「俺もあんなにカッコ良く自撮りできたらな…」と羨ましがっているはずです。あなたもこのクールな猿の自撮りを邪魔したくないですよね?素敵なのでサインや握手を求めたい気持ちは分かりますが、今は彼が最高のセルフィーをSNSでシェアし終えるのを待ちましょう。
今日もお疲れセルフィー
犬の1日を想像したことがありますか?まだ薄暗い未明に飼い主よりも早く起きて、窓から見える小鳥に吠え続け、しっかりお昼寝して、散歩中には仲間の犬と会話を交わし、寝る前には飼い主のことを追いかけ回す。こんなハードスケジュールをこなしていたら犬だって疲れてしまいます。そんな日はソファーにのんびり寝転んで「今日もお疲れセルフィー」を撮りたくなりますよね。
「大変だったね」「また今度集まろうね」なんて友達のコメントが嬉しいもの。人間は人間だけが疲れてると思いがちですが、犬も疲れているんですよ。なので、飼い犬がスマホでラフなセルフィーを撮っていても邪魔しないであげてください。なんなら、snapchatを使って加工するのを手伝ってあげても良いでしょう。
イケてる自分をさりげなく自慢
素敵なカーペットに高級そうな暖炉、おしゃれな部屋。「いいでしょ〜」と自慢したいけど、あからさまな自慢が敬遠されてしまうのは世界共通です。だからこそ、この犬は考えたのでしょう。“humble brag”をすることに。“humble brag”とは“humble”(謙遜)と “brag”(自慢)を掛け合わせた造語で「さりげなく自慢する」という意味です。簡単に言ってしまえば「匂わせ」ですね。
まあ、SNSの世界に匂わせ投稿は溢れていますが、このワンちゃんの匂わせは、まだまだ可愛い部類だと考えて良いでしょう。わざとぎこちない顔をして、素敵な家具もあまり映らないようにしています。配慮の自撮りができる賢い犬ということで。そうカッカせずに許してあげてください。何も言わずに「いいね」をしてあげましょう。
完璧なライトとポーズ
この世で一番可愛いのは間違いなく猫だよね…。こんな可愛いセルフィーは見たことがありません!この猫は完全に自撮りのコツを取得しています。正面に構えるのではなく、寝っ転がって撮るなんて、セルフィーのコツを完全につかんでいますね。仄暗い照明も、気だるい感じを醸し出しており、すっごくオシャレです。
飼い主さんはこんなに可愛い猫を飼っていて、さぞかし誇らしいことでしょう。自撮りをしている猫を、さらに飼い主さんが撮るなんて最高!もしかしたら、自撮りをする猫を写真に収める飼い主さんを、また誰かが撮影しているかもしれません。とにかくこの猫の可愛さは世界中の猫好きを骨抜きにします。最後にみんなで言いましょう。「かわいすぎ!!」
ドッグファイトが始まった!助けて!
何匹もの犬があっちに、こっちに、ワンワン、キャンキャン。もう収拾がつかないくらいの無法地帯と化しています。そんな中セルフィーを撮ったのがこの犬。写真に映るこの顔が「誰か助けてよ~」と訴えていますね。一体この家には何匹の犬がいるのでしょうか。これじゃあ片付けても片付けても、犬のおもちゃで家が散らかってしまいそう。
餌をあげてもあげても、犬たちが常にお腹を空かせてしまいそう。自撮りをした犬は、この家の犬のリーダーなのでしょうか?こんなに元気な犬たちをまとめるのは、さぞかし大変でしょう。それとも今日だけちょっとリーダーぶっていただけで、いつもは仲間達とワンワンキャンキャン走り回っているのかも?とにかく、こんなに楽しいセルフィーは大好き!
Snapchatで加工すれば大丈夫
犬だってセルフィーに失敗することもあるんですよ?だってSNSでシェアするセルフィーって、何十回も撮り直した中の最高の1枚なんですから。そう、きっとこの写真だって、この犬のスマホの中に保存されたまま何日も放置された1枚に違いありません。Snapchatで加工すれば全然イケると思いますが、きっと外の鳥に吠えるのに忙しくて忘れてしまったのでしょう。
でも、最高にクールな1枚だけが大切な1枚ではありません。半目になってしまった写真も、白目になってしまった写真も、全然クールじゃなくても大切な思い出です。このワンちゃんも半分の耳が折れ曲がっていて、なんだか顔も引きつっているけど、それはそれで可愛いです。自撮りの下手なワンちゃんを飼い主さんは心から愛していることでしょう!
目からキラキラビームが出てますよ
音楽イベントに参加する時って何週間もかけて準備をしますよね。曲の予習をしたり、応援うちわを作ったり。でも、そんな準備時間もまた楽しくて、その何倍も楽しい本番のことを思うと心がウキウキしてしまうもの。ここにも、そんな音楽イベントを楽しみにしているようなワンちゃんがいます。目がキラキラしていて、何だかとっても楽しそう!
床に寝転んで、最高にハッピーな今の自分をパシャリと写真に収めていますね。口角が上がって笑っているように見えるのも可愛いです!今にも「いや〜今からさ〜」なんて話出しそうな雰囲気ですね。あまりに完璧な写真なので、SNSのプロフィール写真にも使えそう。こんな可愛い犬がいたら、絶対にすぐフォローしてしまいます。
セルフィーで裁判に巻き込まれたサルのナルト
セルフィーで裁判に巻き込まれてしまったサルもいます。このサルのナルトは、2011年、インドネシアのスラウェシ島でデイビッド・スレーターという男性のカメラを取って自撮り写真を撮りました。そんな奇跡は滅多にあるものではありません。スレーターはさっそくその写真をネットに公開し、多くの人がその写真を購入しました。
しかしこの事態にアメリカのPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)が警鐘を鳴らします。ナルトの写真を勝手にネットに公開することはナルトの著作権を侵害しているとして、ナルトを代弁してスレーターを提訴。一度はサルに著作権は認められないとしましたが、PETAは控訴して最終的にはスレーター氏が写真収益の25%を動物愛護団体に寄付することで決着しました。
こんな笑顔は反則!
ナマケモノってこんなに可愛い笑顔を作ものなの?笑顔からすると、この子は女の子みたい。え?顔は可愛いけど性格の悪い女のSNSみたい?違いますよ、これは正真正銘、可愛いナマケモノです。顔のフワフワの毛も、垂れ目の大きな目も最高。こんな笑顔をされたら、誰もが今すぐナマケモノの赤ちゃんを探しにペットショップに走ってしまうでしょう。動きがゆっくりでも良いんです。別に何もせず木上でダラダラしてても良いんです。
だってこんなに素敵な笑顔ができるんですから!こんなに素晴らしい写真を私たちに見せてくれたんですから!あれ?どこに行くんですか?ナマケモノを探しに中南米に行く?ダメダメ、ナマケモノがいつも笑っていると思ったら大間違いですよ。この写真はあくまでも「奇跡の1枚」なんですから。
ヘアスタイルがバッチリなポニー
プロムの時の思い出ってありますか?え?勢いで買ったドレスが届いてみたら、めちゃくちゃダサくて、でも時間がないからそれを着て参加した?まあまあ、そんな失敗談はFBでシェアしてみんなの笑いを誘いましょう。さて、こちらの写真をご覧ください。プロムに行くまでの記念撮影みたいですよね。
きっとこの馬たちは完璧なヘアスタイルを求めて美容院で長い時間を過ごしたのでしょう。だって立髪はサラサラでフワフワ。表情もポーズもバッチリ決まっています。このBFFは今晩どんな話をして夜を過ごすのでしょうか?プロムに行ったらみんなに「髪型が素敵だね」と言われるはず。誇らしげな表情が良いですね!